当院では、ProWave770という最新の医療用永久脱毛機器を使用しています。この機器は、臨床的に脱毛効果が認められているアレックス/ダイオード/ヤグを基準 とした波長を患者様のSkin Type&Hair別に使い分けることができる安全で効果的な脱毛専用機です。照射面積も広く、安全に少ない施術回数で脱毛が難しいとされる男性のヒゲから産毛までを処理します。
照射面積が広くこれまでの脱毛機より施術時間が短くなります。
火傷の原因とされる770nm以下の波長は出さず、脱毛効果のある3つの波長を患者様によってプログラムできるのはProWave770だけです。
お肌に優しいブロードバンドライトなので、ダウンタイムを気にする必要はなく、副作用もほとんどありません。
脱毛後は毛がなくなるために毛穴がふさがって目立たなくなり、肌のきめが細かくなります。また肌のくすみやざらつきを改善し、肌が明るくなるという効果もあります。
■ プロウェーブ脱毛とは
脱毛治療とは、黒い色素(メラニン)に吸収される光の照射により、まず毛が熱影響を受け、さらにその熱の波及で毛の周囲にある「毛を作り出す細胞」を熱損傷させることで毛の再生を抑制する方法です。表皮にもメラニンがありますので、反応してやけどをしないように冷却しながら毛の深部まで深達することが理想的な脱毛治療の条件です。
「医療用プロウェーブ脱毛装置」は単波長レーザーと異なり脱毛に効果があるとされる波長帯を幅広く発振する特殊フラッシュランプ治療器です。そのため・・・
- 患者さまの肌色や毛質に合わせて設定を変更できるのでより安全な治療が出来ます。
- レーザーに比べて照射面積が大きいので短時間で治療ができます。
- 表皮を守る為の冷却機能に優れ、治療中の痛みの軽減と安全な治療に役立ちます。
また、これまでに得られた治験結果では通常3回の治療で8~9割の脱毛効果が得られていますので、他機種よりも少ない治療で十分な効果が得られるといわれています。
FDA(アメリカ食品医薬品局)のPermanent Hair Reductionという承認を得た機器ですので、優れた治療機器といえます。
■ 治療ステップについて
- 問診
肌質・アレルギー体質・ケロイド体質などの肌の状態、妊娠などの全身的な状態を確認します。ケロイド体質や妊娠中の方は治療の適応外となります。
※前日もしくは当日に剃毛してからご来院下さい。
- 肌状態、毛質の診断
プロウェーブは肌の色(色白、標準、色黒)と毛の太さ、密度に合わせてモードを選択できますので、状態を診断します。
- マーキング
治療部位が下腿など広範囲の場合にはメイク用の白いペンかクレヨンでマーキングをします。
- 出力設定とテスト照射
通常、色白~標準はA、標準よりやや色黒~色黒の方はBモードを選択します。男性のひげはCモードを選択します。出力は部位によって(毛質によって)異なりますが、18~20Jの間からはじめます。スノーフレークがONになっていることを確認し、ジェルを薄く塗布し照射します。毛の周囲がほんの少しだけ赤くなるか、正常皮膚がほんの少し赤くなる程度の出力にとどめて3~5ショットテスト照射をし、10分間観察します。
- 本照射
テスト照射で問題がなければ、本照射に移ります。連続して照射すると照射面が斜めになったりしやすいですので、施術者が最も照射しやすいリズム(Hz)で行うことをお勧めします。患者様の痛みが強いようでしたら、照射前後にコンタクトクーリングで冷却するように、ややゆっくりと照射をすることをお勧めします。多くの施設で0.6~0.8Hzで使用されています。
- 治療後
治療が終了した側から、ふき取り用メイク落としなどを使用して、マークを落とし、アイスパックなどでクーリングをします。通常は5分程度で鎮静しますが、ひりひりした感じがある場合や赤みの強い場合は長めにクーリングをします。
クーリング後は抗炎症の外用剤を塗布し終了します。
- 確認
患者様に治療後の注意事項を確認します。