医療法人 駿豊会 遠山クリニック

美容皮膚科

ガーダシル

子宮頸がん予防ワクチン

「子宮頚がん予防ワクチン無料化についてのお知らせ」

平成25年4月1日より、子宮頚がん予防ワクチンが定期接種となりました。

~対象年齢~

中学校1年~高校1年生の女子

~条件~

接種日に豊橋市民であること。

接種券があること。(接種券は郵送されます。)

※上記以外の方は、自費にて接種可能となります。

子宮頚がん予防ワクチン「ガーダシル」☆☆☆

助成金の対象外でしたが、2011年9月15日(木)から2012年3月31日まで助成金対象になります。接種間隔が異なりますので、ご注意ください。 また、サーバリックを1回目、2回目接種している方は出来ませんのでご了承ください。

子宮頸がんとは

子宮頸がんは子宮の入口(子宮頸部)にできるがんです。

子宮頸がんが進行すると不正出血や性交時の出血などがみられます。初期段階ではほとんど自覚症状がなく、発見が遅れてしまう傾向にあります。

子宮頸がんは若年層に多く、20~30代で急増しています。全世代では乳がんが最も多いがんですが、20~30代のがんの中では子宮頸がんが最も多くなっています。

子宮頸がんに何故なるのか

子宮頸がんのほとんどは「ヒトパピローマウィルス(発がん性HPV)」の16型と18型に感染したことが原因となって発症します。

発がん性HPVは性行為により感染しますが、多くの女性が一度は感染するごくありふれたウィルスです。

感染しても、多くの場合は自然に排除されますが(約90%程度)、排除されずに長期間感染が続くと、一部は前がん病変となり、数年~十数年後に子宮頸がんを発症する場合があります(約1%程度)。

ガーダシルとは

ガーダシルは2011年7月1日に薬事承認され、同8月26日に発売となり、サーバリックスに次いで、日本で2番目に発売された子宮頚がん予防ワクチン(HPVワクチン)です。感染を防ぐために3回のワクチン接種が必要で、発がん性HPVの感染から長期にわたってからだを守ることが可能です。 しかし、このワクチンは、すでに今感染し ているHPVを排除したり、子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。

費用と用法・用量
  • 費用 1回分15,000円
  • 対象年齢 9歳以上の女性
  • 通常、1回0.5mlを、3回(2回目は初回から2ヶ月後、3回目は初回から6ヶ月後)

にわたり、筋肉内接種します。
※定期的に子宮頸がん検診はお受け下さい。

接種上の注意

接種を受けられる方が以下に該当する場合は、診察を行い接種適否の判断を行います。予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明と、同意を得た上で接種をさせていただきますが、医師の判断により接種を受けれないことがあります。

  1. 血小板減少症や凝固障害を有する方
  2. 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
  3. 予防接種で接種後2 日以内に発熱のみられた方
  4. 過去に痙攣の既往のある方
  5. 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる方
  6. 妊婦又は妊娠している可能性のある方

ガーダシルとサーバリックスの比較

サーバリックス詳細はこちら >>

  サーバリックス ガーダシル
薬品名 組換え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ由来) 組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン(酵母由来)
国際誕生 2009年10月 2006年6月
国内発売 2009年12月 2011年8月
公費助成 2011年2月1日~2011年3月31日 2011年9月15日~2011年3月31日
予防できるHPVの型 HPV16型・18型
(高リスク型)
HPV16型・18型
(高リスク型)

HPV6型・11型
(低リスク型)
効能・効果 ヒトパピローマウイルス16,18型感染に起因する以下の疾患の予防
 
・子宮頸癌(扁平上皮細胞癌、腺癌)
・その前駆病変
 子宮頚部上皮内腫瘍2,3
ヒトパピローマウイルス6,11,16,18型感染に起因する以下の疾患の予防 

・子宮頸癌(扁平上皮細胞癌、腺癌)
・その前駆病変
 子宮頚部上皮内腫1,2,3
 上皮内腺癌
・外陰上皮内腫瘍1,2,3
・膣上皮内腫瘍1,2,3 
・尖圭コンジローマ
接種回数 3回接種(筋肉内に注射)
(1)初回・・10歳以上の女性
(2)初回の1ヶ月後
(3)初回の6ヶ月後
3回接種(筋肉内に注射)
(1)初回・・9歳以上の女性
(2)初回の2ヶ月後
(3)初回の6ヶ月後
接種部位 上腕三角筋 上腕三角筋または大腿四頭筋
予防効果の持続期間 確立していない 確立していない
子宮頸癌を予防するためのカットオフ値 確立していない 確立していない
今後、追加接種が
必要になる可能性
可能性あり 可能性あり
安全性のデータ
(副反応)
承認時の国内臨床試験
(対象612人)
承認時の国内臨床試験
(対象562人)
注射部位の疼痛
(いたみ)
99.0% 82.7%
注射部位の紅斑
(赤み)
88.2% 32.0%
注射部位の腫脹
(はれ)
78.8% 28.3%
注射部位以外の副反応
(合計)
記載無し 13.3%
注射部位以外の副反応
(発熱)
5.6% 5.7%
注射部位以外の副反応
(頭痛)
37.9% 3.7%
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